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リスキリングとは・・・ リスキリング教育・リスキリングの進め方をわかりやすく解説!

リスキリングとは

リスキリングとは
リスキリング(Reskilling)とは、技術の進化や業界の変化に伴い、既存のスキルが、現状に対応できなくなったり、新しいスキルが求められるようになったりした際に、新しいスキルや知識を習得することをいいます。
リスキリングは、社員が社内で競争力を維持し、キャリアを発展させるために重要です。
企業にとっても、社員のリスキリングを支援することで、社員の個人としての生産性を向上させ、組織全体の競争力を維持することにつなげることができます。
たとえば、デジタル技術の進化に伴い、多くの企業が従業員にプログラミングやデータ分析などの新しいスキルを学ぶ機会を提供しています。
また、リスキリングは、単に技術的なスキルの習得に限らず、ソフト面スキル(コミュニケーションスキル、問題解決スキル、リーダースキルなど)の向上なども含まれます。

リスキリングの重要性の高まり

リスキリングの重要性の高まり
リスキリングの重要性は近年ますます高まっています。
その背景には、急速に進化する技術や変化するビジネス環境、そして労働市場のニーズの変化が大きく関係しています。
そして、その環境変化の主なものは、下記のようなことがあげられます。

1. 技術の進化とデジタル化
技術の進化、特に人工知能(AI)、自動化、データ分析、クラウドコンピューティングなどの分野では、従来の職務が変化し、新しいスキルが求められるようになっています。多くの従業員は、これらの技術を理解し活用できるようにリスキリングが必要です。

2. 労働市場の変化
従来の業務やスキルが廃れる一方で、新しい業務や役割が生まれています。例えば、従来の製造業の職務が自動化される一方で、デジタルマーケティングやデータサイエンスなど、新しい職種が増えています。この変化に適応するために、社員は新しいスキルを習得する必要があります。

3. 人材の流動性
現代の労働市場では、仕事の安定性が減少し、ひとつの職場で長く働くことが少なくなっています。このため、社員はキャリアの途中でも、新しいスキルを学び、別の分野や職種に転職することが増えています。リスキリングは、そのようなキャリアチェンジをする際にも有効な方法です。

4. 企業の競争力維持
企業にとっても、リスキリングは競争力を維持するために不可欠です。企業が従業員のリスキリングを支援することで、市場の変化に迅速に対応できる社員が増え、社員が最新のスキルを持っていることで企業の組織全体のパフォーマンスを高めることが可能になります。企業としてのイノベーションを促進し、生産性を向上させることができます。

5. グローバルな競争
国際競争が激化する中、グローバル市場での成功には、従業員が最新のスキルと知識を持つことが必要になっています。特に、デジタルスキルや言語スキルなど、国際的なビジネス環境で必要とされるスキルの習得の必要性が高まっています。

6. サステイナブルなキャリア開発
リスキリングは、長期的なキャリア開発と職業寿命の延長にも役立ちます。技術や業界が変わり続ける中で、定期的に新しいスキルを学ぶことで、従業員は職業的な安定性を保ち続けることが可能になります。

リスキリングの進め方

リスキリングの進め方
リスキリングを効果的に進めるためには、計画的かつ段階的なプランが重要です。
リスキリングの進め方を、下記に紹介します。

1. 目標設定
まず、自分がどのようなスキルを身につけたいのか、そしてそのスキルがどのようなキャリア目標や業務に関連するのかを明確にすることが重要です。具体的な目標を設定することで、学習の方向性が定まりモチベーションを維持しやすくなります。企業は、この際、企業として目指すべき方向性などを社員に呈示することが重要です。

2. スキルギャップの評価
現在のスキルと目標に必要なスキルとの間にどのようなギャップがあるかを評価します。これにより、どのスキルを優先的に学ぶべきかが明確になります。この評価は自己評価だけでなく、上司や同僚、キャリアカウンセラーなどからのフィードバックも有効です。このフィードバックによるすり合わせが重要です。

3. 学習リソースの選定
リスキリングに必要な学習リソースを選びます。これには以下のような方法があります。
・オンラインコース
eラーニングなどのプラットフォームを利用して専門的なコースを受講する方法。
・ワークショップやセミナー
特定のスキルに焦点を当てた短期集中型のトレーニングに参加する方法。
・資格取得
関連する業界やスキルに対する資格を取得することで、学習成果を証明する方法。
・ 実践とフィードバック
学んだスキルを実際の業務やプロジェクトで活用します。これにより、学習内容が実践にどう適用されるかを確認でき理解が深まります。上司や同僚からフィードバックを受けることで、さらにスキルを磨くことが可能になります。

5. 進捗の評価と調整
定期的にリスキリングの進捗を評価し、必要に応じて計画を調整・修正します。目標に近づいているか、スキルギャップが縮小しているかなどを確認し、新たに必要なスキルが出てきた場合には、それを取り入れるようにします。

6. 継続的な学習と成長
リスキリングは一度限りの学習等ではなく、継続的な学習と成長が求められます。技術や業界の変化に対応し続けるために、新しいスキルを習得し、既存のスキルのブラッシュアップを続けることが重要です。

7. ネットワーキング
同じ分野で学んでいる人々や、リスキリング支援を受けた人々とのネットワークも有効です。これによって情報交換や学びの機会を増やすことができ、モチベーションも維持できます。

これらのステップを踏むことで、リスキリングのプロセスを効果的に進め、キャリアの発展や新しい職務への転換を成功させることができます。

リスキリングで得られる成果

リスキリングで得られる成果
1.個人のキャリアの成長
社員が新しいスキルや知識を習得することで、職務の幅が広がり、キャリアの選択肢が増える。これにより、昇進のチャンスや新しい役割への転身が可能になります。
変化する市場や技術環境に対応できるスキルを持つことで職業の安定性を高めることができます。

2. 従業員のモチベーションとエンゲージメントの向上
社員が新しいことを学び、成長を感じることで、従業員のエンゲージメントとモチベーションが高まります。
リスキリングによって将来のキャリアパスが明確になり、自身の目標に向かって努力する意欲が高まります。

3. 企業の競争力の強化
既存の従業員に新たなスキルを習得させることで、必要なスキル(人材)を内部で補うことができ、企業内でのイノベーションが促進され、新しい製品やサービスの開発などにつながります。

4. 業務の効率化と生産性向上
社員が複数のスキルを持つことで、業務の変更や新たなプロジェクトに迅速に対応できるようになり、企業の柔軟性が高まります。

リスキリング教育の成功事例

リスキリングで得られる成果
1.トップマネジメント育成研修
(1)対象者
管理職層から将来が期待される精鋭メンバーを選抜
(2)実施期間
1年間
(3)主な内容
人間力を高める、理念経営の実践、ビジョン・ミッション・バリューの実践、変革力の習得、新たなビジネスの創造力実践など
(4)得られた成果
研修参加者の中から執行役員を生み出しました。

2.本当の管理職育成研修
(1)対象者
課長層
(2)実施期間
6年間
(3)主な内容
管理職としての責任(マインド醸成)、リーダーシップスキル、コミュニケーションスキル、チームビルディング、部下育成スキル、コーチングスキル、ロジカルシンキング、クリティカルシンキング など
(4)得られた成果
毎年、1~2名の部長職への昇進を生み出す

3.革新型リーダーシップ研修
(1)対象者
若手管理職候補者から管理職層を選抜
(2)実施期間
2年間
(3)主な内容
自身の目指す方向性や使命、大切にする価値観を知る、革新・変革思考、主体となって革新・変革に向けた創造活動と戦略・計画高知くと推進する力など
(4)得られた成果
若手管理職候補者から管理職を生み出す

4.ビジョン型リーダーシップ研修
(1)対象者
若手管理職候補者から課長層を選抜
(2)実施期間
2年間
(3)主な内容
ビジョン型リーダーのマインド、ビジョン策定力、コミュニケーション力、求心力など
(4)得られた成果
若手管理職候補者から管理職を生み出す など

リスキリングは、キャリア豊富な私たちにお任せください!

キャリア豊富なコンサルタント紹介
私たちは、これまで各種経営コンサルティングを通じて、さまざまなキャリアを蓄積しています。
当社コンサルタントのご紹介

■中坊 崇嗣(ナカボウ タカシ)
特徴:伴走型コンサル
私たちが他のコンサルティング会社と違うところは、(頭で考えて)プロジェクトプランや改善プランを設計して、その後はお任せではなく、私たちも実行段階まで踏み込んで、(身体も動かして)クライアントと一緒に新規事業の立ち上げや経営改善、組織活性、人材育成を推進することです。クライアントの目指す目標や抱える問題に共感・共有して、一緒に悩み、考え、実行、検証を進めブラッシュアップを図ります。私たちは、クライアントのパートナーとして一緒に歩み、そして一緒に成長して、生産性の向上や経営改善など、クライアントが実現を目指す目標を必ず達成しています。

■石川 聖子(イシカワ セイコ)
特徴:ヒトの面”と“仕組みの面”から組織強化コンサル
激しい環境変化に対応するために、各種研修・教育をはじめ、人事評価制度構築・運営支援や等級制度構築、福利厚生施策充実支援など、人材育成・人材開発ソリューションや各種制度設計から運営支援など、“ヒトの面”と“仕組みの面”から組織活性化を支援しています。「ポストコロナ」のニューノーマル時代の組織活性化支援も、ソフト面(仕組みと運用面)とハード面(仕組み系と環境整備の面)の両面からの支援で成果につなげています。

■籠谷 千恵美(カゴタニ チエミ)
特徴:現場力コンサル
メーカー・卸企業を中心に販売店政策、業態開発チェーン展開、組織革新・営業革新の企画・開発を始め、リティルサポート活動を推進。 また、その開発現場での経験をもとに、店頭市場の活性化における接客サービスのほか、陳列・ディスプレイおよびPOP、ラッピングなどの「見せて売る」技術研修を、商工会議所を中心に展開する。 また各企業において、人材育成のための新入社員研修をはじめとした接遇、および電話などのマナーアップ・スキルアップ研修を開催。

■鳥居 郁夫
特徴:実践コンサル
私は、これまで商業コンサルティングを推進してきました。近年は、メーカーの製品開発と市場導入に向けたメーカー支援も推進中。
キャリア30年以上のコンサルノウハウで伴走支援します!

リスキリング教育・研修は、人材開発支援助成金・事業展開等リスキリングコースを活用いただけます!

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リスキリングのことは、まずはご相談から!

まずはご相談を・・・
リスキリングについて、このようなお悩みはありませんか?

・リスキリングってどういうものなの?
・リスキリングって何に取り組めばいいの?
・リスキリングを会社で導入したが、何から手を付けてよいのかわからない・・・
・リスキリングの担当者をどのように教育・育成すればいいの?
・リスキリングについてアドバイスしてくれる会社はどのように選べばいいの?
など

その他、お悩みがあれば、何でもお気軽にご相談ください。
キャリア豊富な当社コンサルタントがご相談を受けさせていただきます。

リスキリングについてわかりやすく動画で解説しています!

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