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DX(デジタルトランスフォーメーション)推進のポイント!意味や進め方などをコンサルタントが分かりやすく解説

コロナ禍変革を加速化させることになったDX(デジタルトランスフォーメーション) 私たちがコンサルティングします!

DXとは(デジタルトランスフォーメーションとは)

DX(デジタルトランスフォーメーション)は、2004年にスウェーデンのウメオ大学のエリック・ストルターマン教授によって提唱された概念です。
その内容は「進化し続けるテクノロジーが人々の生活を豊かにしていく」というもので「進化したデジタル技術を浸透させることで人々の生活をより良いものへと変革すること」といえます。
「Digital Transformation」を直訳すると「デジタル変換」という意味になりますが、「変換」というよりも「変革」という言葉がポイントになります。
そしてねDX(デジタルトランスフォーメーション)が及ぼすのは単なる「変革」ではなく、デジタル技術による大きな変革を意味する「デジタル・ディスラプション」、既存の価値観や枠組みを根底から覆すような革新的なイノベーションをもたらすというものです。
私たちは、それを「IT技術を活用して新たな価値を創造すること」と定義づけています。

DX(デジタルトランスフォーメーション)の意味
デジタル技術を活用して人々の生活をより良いものへと変革すること
既存の価値観や枠組みを根底から変革する革新的なイノベーションが本らス価値

未来型経営におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の役割

新型コロナウイルス感染症の拡大は、日本のDX(デジタルトランスフォーメーション)の進展を加速化させることとなりました。
すでに、経済産業省は、2018年5月に「デジタルトランスフォーメーションに向けた研究会」を設置し、DXレポートやガイドラインを発表されており、今後、ITなどの技術が進化する中、人々の生活を豊かにするための未来経営【未来型経営】に向けた中での必須要素となってきます。

DXとは?デジタルトランスフォーメーションのとらえ方のいろいろ

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一般社団法人 日本経済団体連合会では、『デジタル技術とデータの活用が進むことによって、 社会・産業・生活のあり方が根本から革命的に変わること。 また、その革新に向けて産業・組織・個人が大転換を図ること。』といわれており、私たちがSNSで調査をしたところ
・産業革命の様に生活様式が変革していくこと
・デジタルITがメインになり、生活が全てデジデルITに置き換わる。それらを集めるとビックデータとなり都市全体国全体全てITでコントロールでき、逆に監視社会にもなる
・企業が避けて通れないデジタル技術による業務やビジネスの変革
・業務や機能や、果てはビジネスモデル、ドメイン自体も変化させてのイノベーションは、発想の柔軟さと、アンテナや感度のセンサーが問われていく時代 など
という回答が得られました。
これらをまとめると、産業革命のように、IT技術を活用して生活やビジネスが大きく転換して、ビジネスモデルやドメイン自体も変革していく・・・というようにまとめることができます。
そして、近年のIT関連技術も踏まえると『DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、クラウドサービス、高速インターネット、人工知能(AI)などの進化したデジタル技術を浸透させることによって、ビジネスや生活の質を高めようとすること。』と定義づけることができます。

DX(デジタルトランスフォーメーション)におけるデジタル化の2つの意味

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「デジタル化」には、2つの類型があって、ひとつは「デジタイゼーション(Digitization)」、そしてもうひとつは「デジタライゼーション(Digitalization)」に分けることができます。2つには大きな違いがあります。

デジタイゼーション

デジタル技術を利用して利用者とのインターフェイスや作業手順を置き換えてビジネスのプロセスを変換したり、効率化やコストの削減、付加価値の向上を実現する場合などの部分的なデジタル化という意味で使われます。例えば、既存の資産の有効活用や業務効率化によるコスト削減などです。

デジタライゼーション

デジタル技術を利用して長期的な視野でビジネスモデルを変革し、新たな利益や価値を生みだす機会を創出する取り組みとされ、全体的なデジタル化という意味で使われ、例えば、既存の資産は活用せず、変革によって新たなサービスが誕生するということでいうとサブスクリプションなどがそれにあたります


この2つの観点から、DX(デジタルトランスフォーメーション)をとらえると、デジタライゼーションという側面からとらえると理解しやすくなります。

様々な規模間で進行するDX(デジタルトランスフォーメーション)

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DX(デジタルトランスフォーメーション)は、これから民間企業独自で展開していくテーマとしてもとらえることができますが、とらえ方のスケール(規模感)によって3つのスケールがあると考えられます。

国や市区町村と企業が連携して進めるDX(デジタルトランスフォーメーション)

大規模なインフラ整備などが必要なDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めるには、国、市区町村という行政の公的な性質や資本や地域などの観点からの経営資源などと民間のノウハウや技術を連携して進めていくという方向性があります。

民間企業同士が連携して進めるDX(デジタルトランスフォーメーション)

民間企業が保有する経営資源である製品やサービス、技術、ノウハウ、そして顧客などを共有して連携を図ることで、変革、または新たな価値の創造につなげていくという方向性があります。

民間企業が単独で進めるDX(デジタルトランスフォーメーション)

民間企業が単独で進めるDX(デジタルトランスフォーメーション)
1社の企業独自の経営資源である製品やサービス、技術、ノウハウを活用して変革、または新たな価値
を創造することにつなげていくいという方向性があります。


特に、近年の環境変化の激しさ、早さの面から勘案すると、1社の単独企業でできることには限界があって、行政との連携や企業同士の連携によって新たな価値創造を図っていくことの重要性が高まっていると考えられます。

経済産業省が提唱するDXの推進ガイドラインと推進ポイント

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DX(デジタルトランスフォーメーション)を進めるにあたっては、経済産業省からDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するためのガイドラインとして、「DX推進のための経営のあり方、仕組み(5項目)」「DXを実現する上で基盤となるITシステムの構築(7項目)」が提示されていますが、当社では、下記の3点が重点ポイントであると考えています。

ポイント1 目標を明確に定めること

DX(デジタルトランスフォーメーション)は、ITを駆使して事業展開するものではあるものの、何のためにするのかというビジョンや目的、目標を定めておくこと
<良い例>
・生活者の新たしいライフスタイルを創造して、それを自社の新たな事業展開につなげる
・新たな事業によって自社社員のやりがいや働きがいを高める
<良くない例>
・生産性の向上、業務効率化を図り人件費を削減する など

ポイント2 組織全体でDXの重要性や必要性を理解すること

そのビジョン等の実現に向けて、自社社員に何をどのように求めて、何を得るのことができるのかなどソフト面の目的や実現したいコトを明確にしておくこと
組織(自社社員)が理解して対応できるということ。DX(デジタルトランスフォーメーション)を進める目的を、全員が重要性や必要性を理解したうえで、具体的な取り組みを進めていくことが重要です。
仕事をしていると、よく見かけることがありますが、社長や経営トップ層が「DX(デジタルトランスフォーメーション)をやるぞ!」と旗振りをしても、それを実行する社員が必要性や重要性を理解できていないと実務はうまく進みません・・・
ですので、DX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組むためには、DX(デジタルトランスフォーメーション)そのものについての理解と、そして自分たちがなぜ取り組むのか、どう取り組んでいくのか、などを社員と共有しておくことが重要です。

ポイント3 DX実現のためのIT技術構築

それを実現するためのDXのIT技術整備の内容を構築していく
IT技術の面では、自社が保有するノウハウや技術力がベースになりますが、DX(デジタルトランスフォーメーション)となると、自社だけでは対応しきれない場合も出てきます。特にIT技術の面では、自社の独自技術やノウハウを複数の企業が組み合わせることで新たしい技術や用途を創造できるかが、IT技術の面では重要になってくると考えられます。
この3点が、今後、DX経営を進めていく中で重要なポイントになると考えられます。


経済産業省のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するためのガイドラインはこちらからご覧ください。

DX(デジタルトランスフォーメーション)を進めるうえで重要な2つの活動

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DX(デジタルトランスフォーメーション)マーケティング活動

DX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組むには、ITなどの技術を活用した戦術展開も大切になってきますが、DX(デジタルトランスフォーメーション)を活用した事業展開を進めるための戦略構築の重要性も高まります。
私たちはマーケティングの仕事もしていますが、近年は、市場動向をつかんで最適な事業計画を構築することで事業の精度を高めていくことも重要性が高まっています。
クライアントの方も、特に最近、事業をうまく進めるためには、マーケティングの重要性が増してきているということを話されています。
マーケティング活動を通じて事業の質を高めていくことも、DX(デジタルトランスフォーメーション)の時代には重要性が、さらに高まります。

PDCA活動

DX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組むには、実施活動の検証をするということも大切です。
つまり、実施した事業活動の成果と問題・課題点をPDCAの活動でつかみ、その後の事業計画や事業活動に活かしてブラッシュアップを図っていくということです。
手法や戦術がデジタル化されても、その活動成果がどうだったのかを検証して、事業活動の質的な向上を進めていくことも大切なポイントのひとつだといえます。

当社のコンサルティングで提供するメリット

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当社は、 DX(デジタルトランスフォーメーション)については、これまでご紹介してきた内容をベースにDX(デジタルトランスフォーメーション)のビジネスモデル構築支援などを推進しています。
パートナー企業と模索しながら推進中のプロジェクトもあり、現状では、デジタイゼーションの域であることから、今後、さらにデジタライゼーションを目指しているプロジェクトなどもあります。
また、当社は、SDGs経営への取り組みをはじめ、SDGs経営の導入支援なども推進しており、SDGs経営研究会を企業経営者とも推進しており、その中でもDX(デジタルトランスフォーメーション)の研究と具体的な取り組みに向けた検討なども進めています。
このように当社は、未来経営【未来型経営】にむけた取り組みを推進しています。
このような実務キャリアをベースに、さまざまな面から未来経営【未来型経営】に向けた支援をさせていただきます。
全国の中小企業・小規模事業者のさまざまな経営課題を解決するために、デジタル化・IT活用の専門的なサポートを充実させるための「中小企業デジタル化応援隊」事業も推進しています。
これからIT技術を踏まえて、新たな価値創造にチャレンジしましょう!
また継続して、新たな情報発信もしていきますのでご期待ください!
お気軽にご相談ください。

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